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2006年 09月 16日
花札ではありません、
米作りの天敵の面々です。 今日も、稲刈りをするそばで子猿たちが2匹ほど、柿の実を目当てに山からおりてきたのか、うろうろしていました。 「ぐるり半分」という言葉があります。 田んぼの周りは風通しもよく、お陽さまも沢山あたるので、 田んぼの周りの米だけで、その田の半分の収穫量になるという意味です。 ところが、その良く実った田んぼの「ぐるり」の米を、猿が食べてしまうのです。 こんなによく実っている稲が、 こんなふうにしごかれてしまうのです。 猿たちは、畦(あぜ)にちょこんと腰をかけ、手でしごいて籾(もみ)を取り、 手のひらで籾すりをして食べるのです。 鹿は秋はこんないたずらをします。 田んぼの中を走りまわり、稲をなぎ倒してしまうのです。 春には、田植えをした苗を、他の水面にでている部分を鎌で刈ったように、きれいに食べてしまいます。 猪は稲が実りはじめの、まだ乳化していて柔らかい時期に食べに来ます。 比良の山麓に抱かれた田んぼは、 こうした動物たちとの闘い(?!)を経て 今年も実りの秋を迎えています。
by hakkoudou
| 2006-09-16 05:34
| 米づくり
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